誰でも平等に歳を取ります。
そんなのわかりきってること。
でも若い頃は、
自分が歳を取るということが、今から思えば不思議なくらい、想像も理解もできませんでしたね。
肌や筋肉はピンと張っているのがあたりまえ。
シワがよる、
シミができる
ということが想像できなかった。
親やまわりのミセスたちを見れば、自分もいずれは歳を取るということがわかりそうなはずなのに、
若いころって、想像力が働かないのか?
残酷なのか?
自分が歳をとってどういうふうに変化していくのかが理解できないのです。
まあそれが若い人たちの特権というか、強さなのかもしれませんね。
若くてピチピチの時に、そのうちに歳とって崩れていく悲壮感を味わいながら生きることもないと思いますので。
私も若いころ(と言っても30代の頃の話ですが)
老眼が進んで縫い針の穴に糸が通せないと嘆く母親に、
なんでこんなにくっきりはっきりしている針の穴に、糸を通せないのか
わけわからん。
いちいちめんどくさいな、と内心思っていましたから。
それがどうだ!
今の私は、この針は穴が開いていない欠陥商品だと騒ぐ始末です。
目は見えなくなる↓
白髪も増える↓
肌のハリはなくなっていく↓
爪もしわがよるって知ってました?
指先、手の甲、歳がはっきり出ますね。
歳をとると、誰でもどんどん汚なくなります。
でもそのスピードは人それぞれ。
汚なくなるのを、ただ呆然とほったらかしにするか、
そのスピードが遅くなるようにできるだけ努力するか、
そこ、大きい違いがあると強く思います。
歳を取れば取るほど、美しさに貪欲になってキレイを追求していくべきだと考えます。
人生の免許証
免許証の更新の際に、
直接警察署に取りにいくのではなく、いつも郵便で送ってくれるサービスを利用することにしていますが、
そうすると、自分の古い免許証が溜まっていくのです。
私など、もう古い免許証がたまりにたまって、今なんと8枚目
![](https://studiosonejunko.com/wp-content/uploads/2022/04/o2266302215073595145-768x1024.jpg)
これを並べると、私の「自分史」を見るようで、なかなか感慨深いものがあります。
一番上の免許証は平成4年発行のもの。
ちょうど30年前です。
髪の色が黒い
そして、多い
阪神大震災の時、ちょうど更新年だった免許証の写真の私は暗い顔をしていますし、
ガン治療の翌年に更新した免許証の写真は、今見てもひどいやつれ方をしています。
顔ってその時その時でこんなに背景が現れるものなのですね。
年のわりには若く見えると、
人にも言われるし、自分でも思ってるけど(ちょっと自慢げ)
こうして見ると、やっぱり歳とったな〜と、
今さらながら感慨深いです。
若い頃に戻りたい?
だからといって、若いころに戻りたいとは、
まったく思わない!
決してヤケクソになってるわけではなく、負け惜しみで言っているのでもないのですが、
歳を取るのはちょー楽しいのです。
怖いものがどんどんなくなる
守るべきものも少なくなる
責任がなくなる
何しても許される
こんな楽しいことってありますか?
私がこういうふうに考えることができるのは、
元気だからなのだと思います。
そして、私は自分が元気でいるために
日々、少しだけのことを継続しています。
努力しよう
がんばろう
というのは一切ありません。
どれだけ楽しめるか?
そこですよ!
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