私はがんサバイバーだ!

がんサバイバー

ガンサバイバーってなに?

がんサバイバー
がんの診断を受けた人々がその後の生活で抱える身体的・心理的・社会的な様々な課題を、社会全体が協力して乗り越えていくという概念である。 ウィキペディアより

私のがん闘病のための入院記念日が10年前の6月末。

今からちょうど10年前のことです。

その日から2ヶ月近く入院して、がん治療に挑んだわけです。

やっと10年、もう10年。

この10年で世界は大きく変わりましたし、医療現場におけるがん治療も、がんに対する私たちの受け止め方もずいぶん変わったように思います。

私が若い頃は、まだ「がん宣告は死亡宣告」に近いものがありましたが、最近はがんは治る病気というイメージが大きくなりましたし、

通院で治す病気というか、糖尿病などと同じように「生活習慣病」に近いイメージになってきています。

すごい変化ですよね。

昔のドラマなどででよく出てくるシーンで、がんの告知は本人には知らせず、家族にだけこっそり知らせて、みんな知らんぷり。

知っている家族だけが陰で泣いているなんていうシーンがあったことを思い出しますが、今はもう本人に堂々と告知をして治療計画を立てる、という流れになっているようです。

私のがんは「子宮頸がん」のステージ3、それも末期寸前のステージb

がん細胞はすでに骨盤内に拡がっていて、

「さあこれから手術で骨盤内郭清手術で、根こそぎがん細胞をやっつけましょう!」

と医師に言われたのです。

骨盤内郭清手術
「骨盤内臓全摘術」とは、癌がかなり進行し、骨盤内の臓器(ぼうこう、精のう、前立腺、子宮など)が広く癌に冒された患者さんに対して行われる手術です。 骨盤内の臓器をすべて摘出するため、排尿と排便にかかわる人工肛門を2つ造設するのが通常です。

なんてこった!!

人工肛門 !? 人工導尿!?

その時に私が考えたのは、

ビキニ、Tバック、着られない😱💦

今から考えるとおかしいですが、その時は真剣に考えました。

医師から二つの選択肢があるとも言われました。

選択肢①骨盤内郭清手術
選択肢②抗がん剤、放射線の併用療法(手術なし)

医師が勧めるのは選択肢①の骨盤内郭清手術

当然のように①を勧める医師を尻目に、

当然のように選択肢②を選んだ私。

だって、ビキニ、Tバック着たいやん💕

日本では「放射線治療」というのはあまり受けが良くないらしく、(これまでは)

なかなか浸透しづらいのだとか。

だから「放射線科」というのも少ないし、「放射線科」の医師の数も少ないらしい。

最近はどんどんメジャーになってきているようですが。

まだまだ日本では「まず手術」という選択が一般的らしいのですが、放射線治療に関しては外国の方が進んでいると聞きました。

子宮頸がんは2年間、再発のリスクが非常に多いとのことでしたが、治療後10年の今現在、再発の影はないようで、

その治療は過酷を極めましたし、抗がん剤の副作用もきつかったことは確かですが、

私には放射線治療がぴったり合ったのでしょう。

まともに歩けないくらい体力が落ちた私の車椅子を楽しそうに押す孫。

彼ももう高校生です。

後になって調べてみると、子宮頸がんステージⅢbの場合、5年生存率はなんと58,6%。

4割以上が亡くなっているのです。

私は生かされています。

ありがとうございます。

ガンは治ります。

でも早期発見だと自分が楽です。

スーパーで買ってきたスウィートバジルを挿し木にして100キンの苗床で育てています。

3週間経ったビフォーアフターをご覧ください。

しっかり根付いて育ってくれてるやん!!

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