「尿もれ」と本気で向き合おう その1

骨盤底筋 キレイに歳を取る

私は70代、尿もれ該当中心世代になります。

だけど私は今のところ何とか踏みとどまっています。

そのために私が日ごろ継続していること、そして、

「尿もれ」を歳のせいだとあきらめないで、本気で向き合って予防していきたいという方のためにとってお役に立てる話をシリーズで書いていこうと思っています。

まず「尿もれ」を解剖学的に理解しよう!

女性の身体の構造を、解剖学的に見てみると、

いつも不思議に思ってしまうのですが。。。

体幹、胴体の(ボディの部分です)

一番下に位置するのが

その名も

骨盤底筋(こつばんていきん)

ちょっと生々しい具体的な言い方をすると、

股の間にある

ということになります。

身体の一番底の位置にあって、内臓を支えてくれているわけです。

骨盤底筋の役割

女性にとっては、大事な三つの穴

尿道口、膣、肛門

を支えてくれています。

骨盤底筋という名の通り、筋肉です。

筋肉なので、ゆるんだり、硬くなったり、収縮したり、するわけです。

一番底にある、お風呂の栓のような役割をしている筋肉が

ゆるむとどうなるのか、

言うまでもないと思います。

考えるだけで恐ろしいですよね。

「穴」というか「栓」というか「バルブ」というか、そんな大事なパーツが

からだの一番下にあるというのが、私は不思議でしかたないわけです。

四つ足動物に比べて、かなり負担が大きいと思いませんか?

骨盤底筋が老化するとどうなるか?

筋肉というものは「老化」します。

どんなにどんなに若づくりしていたって、老化する

その中でも「骨盤底筋」が老化するとどうなるか

水道のパッキンが古くなって締まりが悪くなるイメージがわかりやすいと思いますが、

まさにそのイメージ。

しっかり締めたつもりなのに、いつの間にかポタポタ汗

水道だったらまだしも、

パッキンがゆるくなった状態の尿道口は困ります。

水道のパッキンなら交換すればいい話ですが、私たちの骨盤底筋はもちろん交換できないわけですから、

骨盤底筋をふだんから大事にしておくべきだと思っています。

そんなに大事な筋肉が股の間にあるなんて!?

ふだん意識することもない骨盤底筋がそんなに大事だなんて!

偶然目撃した「子宮脱」

数年前、とある温泉に行った時のこと。

股の間から何かがぶら下がっているおばあさんがいたのです。

ちょっとふつうではあり得ない光景に失礼とは思いながら、ついつい目を凝らしてドキドキしながら見てしまった私。

すると、そのおばあさんは、もう慣れっこです、という感じで

自分の手でスルスルとぶら下がったものを股の間にしまうのです。

なんじゃこれは

ちょっとショックを隠せない私など、まったく気にも留めず、

悠々と温泉に備え付けの椅子に座って

下がってきたヒモみたいなものをしまいました

それがどうした

という感じです。

あ〜〜、これが例の「子宮脱」ってことなのね。

初めて目撃した私を尻目に、その後何もなかったように温泉を楽しむおばあさん

子宮というのは内臓ですから体内にあるべきもので、

それが外部に出てしまうと、たちまち雑菌に晒されることになるのです。

危険極まりない、とゾッとしたことを覚えています。

尿もれ予防は何をするべきか?

子宮脱も尿漏れも原因は骨盤底筋のゆるみ、老化になります。

女性なら、歳を問わず、ほとんどの人が経験したことがある

尿もれ

若いからといって、人ごとではありません。

ふいにくしゃみをする。

急に立ち上がる。

ちょっとした拍子に、え

どうしたの

慌ててトイレに駆け込むと汚れている下着

そこで、尿漏れパッド常時使用派になるか、

とりあえず自分でできる範囲のことをやってみようと足掻いてみるか

どちらかの道を選ぶことになります。

どちらがいい

これは個人の自由と言えばそれまでで、強制はできませんが、

こういった人間のトイレ事情というものは、大袈裟ではなくその人の生き方に関わってくる問題なのだ、ということをわかってほしいのです。

トイレの感覚はなんとしても、何歳になっても「死守」したい!

そう考える私たち。

特に70代の私にとっては、今まさに喫緊のテーマなのです。

誰にでもあるある

尿もれ

そのままにしないで

若い頃から自分でやることやろう

ということで、では何をすればいいのか、今70代の私が何をしてきたのか、次回から順にお知らせしていきたいと考えています。

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