歴史に残る感染症騒ぎが少し落ち着いてきたのか、世の中はやっと動き出してきましたね。
私のところにも、再び講演会などのお話をいただくようになりました。
嬉しいですね〜
私がお話しする内容はもちろん、子どもたちの姿勢を大人たちが真剣に考えよう、ということなのですが、
大人たちこそ、姿勢を考え直すべきだと思うのです。
街を歩いていて、姿勢のいい大人を見つけることの方が難しいように感じてしまうのは私だけでしょうか?
子どもの時代というのは、極端に視野が狭いものです。
ふだん目にするのは、まわりの大人たち(親、親戚、学校や幼稚園、保育園の先生)だけ。
広い世の中を見回すことなんて、子どもにはできません。
まわりにいる大人たちの背中だけを見ながら成長することになります。
いわゆる「刷り込み効果」ですね。
その大人たちの姿勢が悪かったら?
ということで「子どもたちの姿勢を考える」というセミナーをする時は、必ず大人たちが自分の姿勢を見直してください、ということになります。
ところが、大人たちの姿勢がいいとは言えないのですね。
ということでセミナーが進むのですが、大人たちばかりを責めるわけにはいきません。
誰が悪いということではなく、今のこの便利な時代だからこそ、便利ではなかった頃とどういう風に変わったのか、何が違うのか、検証していくことが必要だと思うのです。
昔と今と何が変わったか?
まず、トイレです。
和式から洋式になりました。
ドアのノブ 「回す」から「下げる」に変わり、最近は前に立つだけになりました。
水道の蛇口 「ひねる」から「上げる」に変わりました。
テレビのチャンネル選びもそう。
わざわざテレビの前に出向いてガチャガチャやらなくても、リモコンをタップするだけ。
それも今や、口で指令するとチャンネルが変わる時代です
アレクサ!お願いね!
電話のダイヤルを回す、という行為を今の若い人たちに説明しても理解してもらえないほど。
さらに私がレッスンでどなたにもやってもらっている
「正座」と「跪座」
なんていうのは、今やもう過去のものになっています。
正座なんてしたことがない、という人もいるくらい。
(外国人ならまだしも、日本人でですよ)
大人がそうなのですから、子どもたちは推して知るべしです。
そんな風に、私たちのふだんの動き方が、昔とまったく違うものになってきているわけです。
そして当然筋肉も変わってきているに違いない、と考えるわけです。
大人たちも、子どもたちも、
何でもかんでも昔の方がよかった、というのではありませんが、少なくとも一昔前の体力に近づいていけるようにしたい。
そう考えています。
講演会のご質問などはお問い合わせからお願いします。
距離を問わず受け付けています。
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