老人大国JAPANのツケ

歳を取るって楽しい

昔に比べると子供の数が少なくなっている、というのはよく聞く話ですが、

実際に出生数の推移を見てみると、その減少に背筋が寒くなります。

まずはご覧ください。

これは厚労省のホームページから引っ張ってきたグラフです。

いわゆる団塊の世代と言われるのは、1940年代、戦後のベビーブームの時に産まれた子ども。

1952年生まれの私の世代は、そのすぐ下になります。

ピークの時と比べると少しずつ減っているのですね。

その団塊の世代が家庭を持つ1971年の頃、第2次ベビーブームの到来となります。

その子どもたちが就学する1980年代、

学校の数が一気に増えたのを覚えています。

まさに世の中バブル期真っ只中。

好景気とも相まって、イケイケドンドン、すべてが上向きの時代でした。

しかしその景気はあっという間に下落します。

それと共にどんどん下がる一方の出生数。

1949年(戦後4年目です)の出生数が270万人近く。

そこから70年後の2019年の出生数が86万5千人。

なんと3分の1になっているのです。

単なる人口減少ではなく、高齢化の要素も合わせて考えると、

人口のピラミッドが確実に壊れてきていることになります。

要するに労働人口、納税人口がどんどん減少するということですね。

何が言いたいかというと、

すぐ先の未来に老人になる私たちは、今のような手厚い介護は受けられない可能性が高い、ということ。

だから、自分の健康は自分で守る意識がなんとしても必要なのだ、ということ。

それが言いたいわけなのです。

歳だから、年寄りだから、と甘えていられません。

誰でも公平に歳を取ります。

でもどういうふうに歳をとっていくのかは、その人次第です。

認知症も、糖尿病も、予防は「運動」に尽きます。

それも継続できる「運動」です。

楽しくストレッチしましょうね。

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