私がグルテンフリーにして変わったこと その4

グルテンフリー

毎回、毎回、グルテンフリー、グルテンフリーとうるさいなあ、と思われているかもしれません。

いや思われているでしょう。

しかし、まだまだ述べていきたいと考えています。少し長くなります。

以前のブログはここから飛んでご覧くださいませ。

①グルテンフリーに挑戦した理由
②グルテンフリーにしてから変わったこと
③グルテンフリー人の食事とは?実践編

◇日本の食卓が変わった

世の中、この50年ほどの間にいろんな面ですっかり様変わりしました。

それはやはり私が72年生きてきたからこそ、わかること。

若い方たちにはたぶん理解できないと思うので、私たちシニア世代が言っておくべきなのだと考えています。

50年前というと私にとってはまだまだ青春真っ最中、20代イケイケの時代。

昭和の終わりの頃。

コンビニが増えだしてきて、それまでどこでも見かけたいわゆる「町のお菓子屋さん」がなくなっていく頃。

フランチャイズのファミリーレストランや、ごはん屋さんが増えてきて、昔はどこにでもあったおっちゃんおばちゃん、おじいちゃんおばあちゃんがやっている「町の定食屋さん」がなくなっていく頃。

家庭の食卓に並ぶ料理も当然どんどん変化していった頃。

私がまだ小さかった頃(昭和30年代)というのは今から65年以上昔の話ですが、その頃の私の記憶と比べても食べるものがすっかり変わったのを感じます。

食卓の変化だけを見ても、この30年の変化は、大正時代から昭和の初めの30年の変化に比べると、恐ろしいくらいの差があると思うのです。

私が小学生の頃、世の中に「チキンラーメン」に代表されるインスタント食品が登場し、レトルト食品、冷凍食品、など、それまで日本にはなかった食品が食卓に並ぶことになりました。

日本の食卓の様相はすっかり変わったと思います。

私はもちろん戦後生まれなので戦前のことは知る由もありませんが、親たちの話を聞いてきた限りでは、戦後の食卓はかなり豪華になり味付けのバリエーションも増えたということです。

◇「朝食にパン」がおしゃれだった?!

戦前、普通の一般家庭ではありえなかった「朝食のパン」

ごはん、お味噌汁、漬物、メザシが、一般家庭での朝食の定番メニューだったと思いますが、

ちょっと意識高い系のおうちでは、朝食にパン、目玉焼き、ハムやベーコン、なんていうメニューだったようで、

少し大きくなった私はそういう話を聞くと「わ、オシャレ、うらやましい」と憧れていたのを覚えています。

その頃、流行っていたアメリカのホームドラマ「パパはなんでも知っている」の中での食事のシーンがみんなの憧れでした。

当然パン食、ジュース、ケーキ、ドーナツ、キラキラしたメニューが並んでいるわけです。

ごはん、味噌汁、メザシとは違うのです!

そうして、日本人の食卓はどんどんパン食に変わっていったわけです。

パン食=小麦粉、グルテン

それに加えて、砂糖の摂取量もどんどん増えていったようです。

甘いお菓子、ケーキ、チョコレート、今で言う『キラキラスウィーツ』それまで日本の家庭にはなかったキラキラした食べ物が憧れの対象、豊かさの代名詞、だったのです。

ということは、戦後の日本はそれまでにはなかった「小麦粉と砂糖」という食品の摂取量が比較できないほど増加したことになります。

◇糖質の摂取量グラフ

農畜産業機構のホームページから戦後からの「糖質の摂取量」グラフをピックアップしてきました。

農畜産業機構ホームページより
戦前、1人あたりの砂糖消費量はピーク時には年間16kgでしたが、終戦の1945年には0.6kgにまで落ち込みました。
戦後も、原料糖の輸入のための外貨不足や台湾の領有権の放棄などにより砂糖不足が続き、1947年には1人あたりの砂糖消費量が0.36kgでした。
食料難の状況下では甘味が貴重な存在でしたが、配給される砂糖だけでは需要を満たすことができず、ズルチンやチクロなどの人工甘味料が使われていましたが、安全性の面から使用禁止となりました。
戦後の復興とともに砂糖の消費量は飛躍的に伸び、最近の5~6年は非常に多くなっています。

見るからに糖質の摂取量が爆増!

現代病と言われる「生活習慣病」の増加が「このグラフと関係ない」わけがありません。

それに加え、アレルギー体質の人も爆増。

食生活の変化とリンクしていることは間違いない、と私は考えました。

ということで、私はグルテン、そして糖質(特に砂糖類)を出来るだけ排除する食生活へと進むことになったわけです。

その結果がどうなったかは、これまでにも書いていますので、よろしければ前回、前々回のブログをご覧ください。

よく言われること
・グルテン、糖質を制限した食事なんて、無理!
・なんの楽しみもなくなる!
・人生の楽しみがなくなる!
・食生活の彩りがなくなる!

わかります!この世から甘いものがなくなったら、寂しいですよね。

なので、これも「なんちゃって」で構わないのです。

それでも何も変わらなかったら元に戻せばいい。

一度、ぜひトライしてみることをおすすめします。

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