忙しかった4月の埋め合わせを必死でしているかの如く、映画館に足を運んでいます。
先日観たのがこれ
“パリタクシー”なんていうストレートなタイトルで、しかも中年のおっさんが前面に出ているポスター。
パリ市内の観光地をタクシーでぐるぐる回りながら、フランス人独特の皮肉を並べる映画なのかと思いきや、
泣きました。
笑いました。
この92歳のマダムのとんでもない過去が徐々に明らかになるにつれ、中年男のタクシードライバーの表情がどんどん変化するのです。
表情だけではなく、歩き方、車のドアの開け方、話し方がおもしろいほど変わっていく様を見るのもおもしろい。
私がパリ弾丸一人旅を強行したのは2016年なので、もう今から6年以上前のことになります。
その時にこの目で見たセーヌ川、ノートルダム寺院(映画の中では、ノートルダムは修復中の姿でした)、エッフェル塔、凱旋門、パリの代表的な観光地はもちろん、狭い路地裏も捉えられていてパリの雰囲気を楽しませてくれます。
それから忘れてはならないのが、音楽。
昔懐かしいジャズのスタンダードナンバー(シャンソンではなく英語のジャズナンバー)がいい雰囲気を醸し出しています。
マダムが言うのです。
「昔はよくジャズが流れていたのよね」と。
我らオールディーズにとっては、ジャズはなくてはならないアイテムなのです。
映画館で一人で大笑い、大泣きした映画でした。
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