今日から11月。
「霜月」とか「神なし月」とか言われますね。
霜が降りるから霜月(しもつき)。
神様がみんな出雲に出張中だから神なし月、ということで、10月は神無月(かむなつき)
11月には神様が帰って来られるので、神来月(かみきつき)ともいうのですね。
今はもうほとんど使われることがないような言葉が、たくさんあります。
世代によって、失われてしまった言葉がたくさんあることに驚くとともに、
もったいないなあ、と思ってしまいます。
取り止めもないことをつらつら書きますので、興味がない方はスルーしてください。
思いついたことをダラダラ書いていくのが大好きなので、ご容赦ください。
母がよく歌っていて、私も大好きな昔の唱歌
"灯台守"(とうだいもり) 凍れる月影、空に冴えて 真冬の荒波、寄する小島(おじま) 思えよ灯台、守る人の 尊き優しき 愛の心
今はもう日本の灯台はすべて無人化されて、人が灯台を守るなんてことはなくなったため、この曲が歌われることもなくなったのだと思いますが。
歌詞が美しいのです。
"冬の星座" 木枯らし途絶えて、さゆる空より 地上に降りしく、奇(くす)しき光よ ものみな いこえる しじまの中に きらめき揺れつつ 星座はめぐる
この歌を聞くたびに、
日本語ってなんて美しい、と思ってしまいます。
・さゆる=冴える、空気が澄んで晴れ渡る様子 ・降りしく=盛んに降り注ぐ様子 ・奇(くす)しき=不思議な ・しじま=静かで物音がしない様子 ・めぐる=回る
もう今やまったく使われなくなった言葉というのが、思いのほかたくさんあります。
つい最近まで使っていたのにね。
本当にもったいないと思います。
私の母は大正末期の生まれで、祖母はもちろん明治の生まれ。
祖母の口から聞いていた「新撰組」のイメージは、それはそれはひどいものでした。
今でこそ幕末のヒーローになっている新撰組も、一昔前までは悪役の象徴だったのです。
歴史って書き変わるのですね。
母や祖母の口から、「新嘗祭」とか「天長節」とかいう言葉を聞いていた私。
今では使われなくなった言葉(死語というのでしょうか?)を記憶に留めているのって、日本人としてちょっと誇らしく思っています。
新嘗祭(にいなめさい)なんて聞いたことないでしょ?これやから、歳取るのはおもしろいのよ。新嘗祭は勤労感謝の日のことです。
最近の大ヒットレシピ 米麹コンソメ
宝島社のライターさんから教わったレシピ、というか、調味料というか
「米麹コンソメ」を紹介させてください。
米麹を発酵させて作ります。
みじん切り玉ねぎ等、塩などを合わせて発酵させるだけ
このまま常温で毎日かき混ぜながら発酵させること約1週間
美味!
動物性のものは一切使っていないのに、コンソメのようなコクのある深い味。
スープやシチューの味付けに、肉や魚の下味に、パスタソースにも使えるのです。
何かと隠し味に浸かって重宝しています。
おすすめ!
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