貧血の女王?!【大動脈解離 闘病記その5】

大動脈解離

ここまで引っ張る予定はなかったのですが、その5まで続けることになってしまいました。

もうそろそろ、復活に向けて前向きに取り組んでいる私の姿をご覧いただきたいと考えていますが、もうちょっとだけご辛抱ください。

前回のブログに書いたように、私の術後はまさに「貧血」との戦いでした。

輸血!!【大動脈解離 闘病記その4】

3月下旬の受診、緊急再入院になった時は耐えられないほどの症状で、貧血を判断する数値である血中のヘモグロビン値も「3」という、普通ではありえない低さだったようです。

貧血の基準とされているのが、15歳以上の男性では13g/dL未満、15歳以上の女性や6歳~14歳の小児では12g/dL未満だということなので、私の「3」という数値がいかに低かったのか。

そりゃあ、担当医が飛んでくるのも理解できます、なんて人ごとみたいですが。

そこまで低いと、いったい人間はどうなるのでしょう?

貧血になると、こんな症状も出てきます(私の経験談ですが)

・立ちあがろうとしても、まったく脚に力が入らない。
・どんなにがんばっても崩れ落ちる、感じ。
・よくまぶたの裏の粘膜の色で判断したりしますが、本当に真っ白になります。
      (歯茎までが真っ白になるのには驚きましたが)
・眼球が動かなくなります。
・視界が暗くなります。

あまりの低さに、緊急で「輸血」の治療が始まり、ヘモグロビン値はすぐに「9」まで上がりました。

さすが、血液のパワーはすごい!

献血してくださった方々、本当に感謝します。

ありがとうございます。

輸血してもらっている間、何度頭を下げたことでしょう。

おかげさまです。

貧血 後日談

ヘモグロビン値「3」というのは、生きている人間ではみたことがない、と何人もの医療関係者に言われました。

担当医曰く、

「交通事故か、飛び降り事故で担ぎ込まれるくらいでないと、みられない低さ」

ナースさん曰く、

「入院してきた日、『白いドーラン(?)』を塗ってるのかと思うくらいの顔色の悪さ」

どんだけ低かったのか、わかりますよね〜

それにしても、しんどかったのですよ。

今となってはよく生きていたなと、自分でも思います。

3日間の絶食治療

輸血しながら下血の原因を探るべく、3日間の完全絶食治療。

どうせ食欲もないし、そんなにつらくはないだろうと思っていたら、なんと途中から食欲が出てきたではありませんか!

思えば、術後、「食欲」という感覚を忘れるくらい、食べたいという気持ちがまるでなくなっていたのです。

これは私の感覚に過ぎないのですが、「貧血」の症状はひょっとして薬の副作用だったのでは?とも思います。いい加減なこと言えませんが。

しかし、医師の指示で薬を変更した途端、下血が止まり食欲が出てきたわけですから。

ともあれ治療が進んで下血も止まり、食欲を感じられるようになって、ようやく本格的な「回復」を実感することができました。

しかし、この時点で以前の体重からマイナス10kgです。

以前、51kgあった体重が再入院時の絶食治療で、41kgまで減りました。

マイナス10kgからの復活

いかに体重が減ろうと、食欲さえあればこっちのもの。

あとは、徐々に戻していくのみです。

ということで、恥ずかしながら私の現在の写真をご覧ください。

73歳からでもしっかり復活できることを証明していきたいと考えています。

左側が昨年9月に撮影した後姿の写真です。

ヒップラインには自信あり、ということでちゃんと上がっています。

足首の締まりもいいですね。

そして、右側が先ほど同じレギンスを着用して撮影した写真。

体重がマイナス10kgからのスタートだったのですが、本日までに何とかマイナス5kgまで戻しました。

先週入院していた時から5kg増量したことになります。

でも筋肉量はまだまだ追いついていなくて、マシにはなったものの太ももの筋肉の張りがありません。

そして、何より許せないのが、ヒップの下がり方😰

とても同じレギンスとは思えませんね。

足首もむくみが出ています。

ここから復活していきます。

何から始めるか?

いつも皆さんに言っている通り、無理なく股関節を動かすところから始めています。

ご期待くださいね!

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