子どもの頃は大っきらいだったぬか漬け
世の中にこんなに臭いものがあるのは信じられない、といつも思っていました。
母親が毎日大事そうにかき混ぜているのを見て、
私が大人になっても絶対にやらないことNo. 1だと強く思っていたぬか漬け。
子どもの頃、食卓に並ぶぬか漬けを見るたび、
こんなに迷惑なものがなんで世の中にあるのだ!と絶望的になるくらいきらいだったぬか漬け
そこまで敵対視しなくてもよさそうなものなのにね。
可愛くない子どもです。
そんな私がぬか漬けの虜になって、自分でも漬けるようになったのはいつの頃からなのか?
今となってはわからないのですが、
もう今や、ぬか漬けなしでは過ごせないほどの「ぬか漬けフリーク」になってしまいました。
ぬか漬け失敗するって?
ありえへん🤪
なんてエラそーに言っている私も、これまで何度も失敗してきました。
ぬか漬けに失敗して、いわゆる「ぬかみそ腐る」状態は、
なかなか厳しいものがあります。
せっかく手塩にかけて育てた(文字通り)ぬか漬けを捨てることになるのですから。
そこで音を上げて「もう無理」だと諦めてしまう人が多いのですが、
それはあまりにもったいない
失敗しないぬか漬けは次回にお知らせしますが、
このブログでは、私がこんなにぬか漬けをおすすめする理由、そして私がぬか漬けをつけていてよかったと思うことを書いてみたいと思っています。
◇ぬか漬けをおすすめする3つの理由
①野菜のビタミン量がぬかの発酵によって大幅に増えること
野菜をぬか漬けにすることで、米ぬかに含まれている栄養素や、ぬか床に定着した植物性乳酸菌などを合わせて取ることができるそうです。
たとえば、ビタミンB1、B2, が増える。
皮膚や粘膜を強くする効果があるらしいです。
抗酸化作用で知られるビタミンE、アンチエイジングには欠かせないビタミンだと言われていますね。
野菜をそのまま食べるよりも、ぬか漬けにしたほうがビタミン量が増えるってすごくないですか?
②植物性乳酸菌が豊富
ヨーグルトで有名な乳酸菌ですが、ぬか漬けの中で繁殖しているのは植物性乳酸菌です。
最近になってその効果が見直されている「発酵」ですが、
発酵させるためには「菌」の働きが必要になります。
腸内細菌の中で最も知られているのが、なんと言っても「乳酸菌」
栄養価が高い牛乳の中で活躍する動物性乳酸菌よりも、繊維質や塩分、さまざまなフィトケミカルが存在する植物性乳酸菌は、そのパワーがとても強く、私たちの体内では腸内環境を整え、免疫機能の向上、抗菌作用の強化などの効果があるらしいのです。
腸活そのものです。
腸活はダイエット、美肌に欠かせないのです!
美しくなるためにこれを利用しない手はない!
そう思いません?
③それだけでおかずの一品になる
これ、主婦にとってものすご〜く助かるのです。
私も昔主婦業をやっていた時期があったので、その気持ちとてもよくわかります。
「あともう一品あれば助かるのに」そう思っている主婦はたくさんいます。
居酒屋のメニューにも、
「旬の野菜のぬか漬け」というのがありますよ。
・お皿にキレイに盛って、青紫蘇の千切りを天盛りにしてみる、
・おろし生姜を天盛りにしてみる、
・しょうゆではなく、オリーブオイルを垂らしてみる、
それだけで食卓がちょっとオシャレになります。
そういう時は、よそゆきのお皿を使いましょうね。
そこまでガッツリ食べたくない、でも小腹が空いたという時など
「ご飯+味噌汁+ぬか漬け」だけで、済ませることもあります。
ということで、次回は失敗しないぬか漬けの作り方をお知らせします。
じっくり育てるのも楽しみなのですが、美味しいぬか漬けを作っている人のぬか床を里子にもらってくるのもおすすめです。
そして、自分の手で毎日かき混ぜることによって自分オリジナルの乳酸菌が育つわけです。
ぬか漬けは自分の菌を大事に育てることなのだと思います。
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