脳みそ筋肉か?と言われようと、年相応でいいやん、と言われようと、とにかく「筋肉」が欲しいのであります。
何でそこまで?
そんな筋肉フェチだった?
自分でも思いますが、一度それを失った私にとって、「筋肉」のありがたさは何物にも代え難いものなのであります。
筋肉、筋力というものがこんなに急になくなるものなのだ、なんて知ってました?
私は知らなかったし、予想もしていませんでした。
が、現実がこれほど過酷だったことを改めて思い知らされました。
突然の大動脈解離の術後、3日間のICUを経て一般病棟に移った時、すでに自分の脚で立ったり歩いたりすることがまったくできなかったのです。
おまけに、そこから回復するのに自分で想像していた時間の何倍もかかったのです。
まあね、手術中に心臓が2回止まるような深刻な状態からの復活ということもあるし、そもそも私の73歳という決して若くない年齢もあるわけです。
それにしても、術後2週間も経ったら普通に歩けるようになるだろうとタカをくくっていた私は、
チョー甘かった。。。
体力がそこそこ戻ってきて、一人で出歩いても不安がない、という状態になるまで、なんと3ヶ月かかりました。
若い人だったらもっと速いのかもしれませんが。
筋肉というものは、あっという間に、みるみるうちになくなるのです。
それまで人様に筋肉の重要性をエラそうに語っていた私なのにね。
そして、いよいよ始動しようということで、少しずつトレーニングを始めていることは以前のブログでもお知らせしました。
家族のサポートも受けながら、歩く距離もずいぶん伸びてきています。
が、ここで今更ながら気づいたことがありました。
上半身の筋肉がどうしても弱いのはなぜ?
この病気を発症する前は腕の筋力に少々自信があった私が、腕力、握力が弱いのです。
少々の重い荷物も平気で持っていたし、うちの中の重い家具も軽々動かしていた私(笑っちゃうけど、ちょっと自慢だったのです)
下半身(足腰)の筋肉は、毎日がんばって歩いていることが功を奏したのか、かなり戻ってきたような気がします。
(立った時の太ももの細さに泣いていたのが懐かしい)
ところが、同じようにトレーニングしているつもりなのに、上半身の筋肉がなぜか育たないのです。
お風呂の蓋が重くて持てないなんて、信じられます?
どうして?
なぜ?
いろいろ考えた挙句、自分でこれに違いないと思った結論がこれ。

そりゃあそうですよね。
肋骨を切って、胸を開いて60針以上も縫っていることをお忘れ?と叱られそうです。
無理するな、ということに今さら気づいた私。
ここは無理せず、初心に帰り、私の原点「ポールストレッチ」から始めることにしました。
これこそ、インナーマッスルのストレッチなのです。
たとえば、こんなポーズ。

なんと懐かしいじゃないですか。
ポールストレッチの本を出版した頃なので、10年前の写真になります。
そして改めて、ポールストレッチの良さを再認識した私。
(今さらか〜〜い)と言われそう。
ということで、初心に帰ります。
続きはまた次回。
コメント
以前からジュンコ先生が言っていた、生きることは全て筋肉、筋力。
ジュンコ先生の赤裸々なブログを読んで更に納得です。
先生の筋肉の成長(回復)、素晴らしいです。
甘い私のお尻をペンペンされた気分です。笑
頑張ります‼