ストレッチの「基本のき」、というか、からだを動かすスキルの「基本のき」とも言えるのが
足指の運動だと考えています。
私が子どもの頃、まだまだ世の中はみんなが貧しくて戦後を引きずっていたように思います。
舗装されていない道路がほとんどだったし、(雨の日は泥まみれ)
テレビや電話のない家庭なんてザラにありました。(もちろんネットなんて影も形もない時代)
今じゃ信じられないでしょ?
どんだけ年寄りなん?
70歳はやっぱり昔人間ですね〜
年寄りにありがちな昔話をくどくど話すのはどうかと思いますし、
今の若い人たちはどうよ!なんてエラそうに言うのもイヤなのですが、
このわずか50年余りの間に、人間のからだはどんどん退化していったことは紛れもない事実。
・和式トイレにしゃがめない。
・床の拭き掃除ができない。
・正座、跪座ができない若い人たちも増えてきた。
別に正座も跪座もできないからといって日常生活、困ることないし、
和式トイレなんて今どき探したってないし、
ルンバが働いてくれるし。
年寄りにそんなこと言われたくないよ、という気持ちもよくわかります。
が、しかし、ここは心を鬼にして、言うべきことは言わないとね。
ということで、まず足指から人間力を取り戻そうと私は提言します。
だって昔人間はふつうにできていたから。
①足指の動きがふくらはぎを動かしている
②足指を動かすと脚の筋力がアップする
③足指の動きが全身の血行を促すことにつながる
①足指の動きがふくらはぎを動かしている
「ふくらはぎ」というのは、第二の心臓とも言われています。
なぜなのか?
身体にたまる老廃物は、どんどん下の方に移動していきます。
老廃物を流すのは血液、リンパ液なのですが、血流が悪くなると老廃物を流せないので身体に溜まってしまうわけです。
特に足は心臓から遠いので、老廃物がたまりやすく流すことが難しい。
その老廃物の排泄を促してくれるのが、ふくらはぎの筋肉なのですね。
ふくらはぎの筋肉が動くと、血流がよくなる。
ところが、ふくらはぎの筋肉はかたまりやすいのです。
むくみやすいのも「ふくらはぎ」
冷えるのも「ふくらはぎ」
乾燥するのも「ふくらはぎ」
ここで、うんうんと納得される方も多いと思います。
「ふくらはぎの運動」でまずイメージするのは
こんな動きでしょうか
つま先立ち
バレエでは「ルルベ」というポーズです。
このポーズをすることで、確かにふくらはぎの筋トレにはなるのですが、
残念ながら、柔らかくはなりません。
血流を良くするためには、筋肉を柔らかくすることが必須
そのために何をすればいいか
ということで、足指を動かすことをおすすめしているわけです。
足指、そして足裏を動かすと、
効果てきめん
ものの見事につま先が温かくなっているのがわかります。
ふくらはぎの血行を良くするために
足指、動かそう
足指が動くと、ふくらはぎは何もしなくても勝手に動きます。
続きは明日。
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